4 札幌農学校教授時代

▲札幌農学校教授時代
 アメリカでメリー・エルキントンと結婚した稲造は、1891年(明治24年)に日本に帰ってきました。
 およそ7年間にわたる長い留学生活を終えた稲造は、札幌農学校の教授に推薦されました。

 札幌農学校では、農政学・植民学・経済学などの講義をもち、学生の指導にあたりました。学生たちは、稲造が教えてくれる外国の知識に目を輝かせました。
 稲造は、札幌農学校教授のほか、北海道庁の技師として働いたり、遠友夜学校をつくったりしました。
 また、講演活動なども忙しく、休むひまのない稲造の体は少しずつ弱まっていきました。

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